
「
さば天うどん」って知ってますか?”コンサバ”なうどんでもありませんし、”サバサバした”うどんでもありません。”鯖(サバ)の天ぷら”がのったうどんのことですが、これがとても美味なんです!

この「さば天うどん」が食べられるのは、若桜町にある飲食店「
夢豆庵」(むとうあん)。(右写真)
鳥取県東部にある若桜町は、山間の懐に抱かれた町。
若桜町に限らず、流通システムの発達していない昔、山間部に住む人々にとって海の幸はまさにごちそうでした。かつて鳥取城下から若桜町浅井に至る街道では、日本海で獲れた新鮮なさばを塩漬けにしたものが、この「若桜街道」を通って但馬地方や播磨地方の山間部へ運ばれてゆきました。
そんな歴史を持つ若桜町では、昔から「塩さば」は庶民の味として親しまれ、さばを天ぷらにしてうどんにのせて食べる「さば天うどん」や、ご飯の上にのせて食べる「さば丼」が地域独自の味として生まれたそうです。
しかし数年前、それらがメニューとして並んでいた食堂の閉店により、「さば天うどん」は”
まぼろしの味”となっていたそうです。しかし、このたびその”まぼろしの味”が、地元の店のメニューに
復活しました。
ということで、早速トリピーもサバ天うどんを食べに若桜町へ。
”まぼろしのさば天うどん”の味を再現するため、以前の食堂の経営者より作り方を教わったというこの店。さば天うどんのために作られたという
特製のだしは、あっさりとした中にもうま味がしっかり口の中に広がります。麺はつるつるしこしこの讃岐風で、だしとの相性はぴったり。主役のさば天をひと口食べてびっくりするのは、あの独特の生臭さがないこと。骨もきちんと処理されているので、やわらかい身の食感を楽しむことができます。さば天とだしの
塩加減が舌妙なコラボレーションで、あっという間にペロリ。

この日トリピーがいただいたのは鯖天うどん定食(左写真)で、さば天うどんの他にむかごご飯、小鉢(かぶのそぼろあんかけ)、浅漬けがついて750円也。(※ごはんと小鉢は日替わり)
食後には若桜町特産の「
なた豆茶」付です。このお茶が香ばしくて、またおいしいんです。この満足感で、これは
お値打ち!今後は、この「さば天うどん」を若桜町の名物として売り出していく予定だそうです。若桜町の味、「さば天うどん」をぜひご賞味あれ!
夢豆庵(むとうあん)所在地/八頭郡若桜町(国道29号線沿い) TEL/0858-82-0333
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